三菱UFJニコスのニュース
最近クレジットカードの海外事務手数料が値上げされていますが、これまでとレベルの違う内容の改悪が発表されました。
三菱UFJニコスの手数料が、税込2.20%→税込3.85%と大幅に値上げされます。
https://www.cr.mufg.jp/member/new/20240229_01.html
また業務を同社に委託している小田急のVISA、マスターカードについては、これまで特に改悪がなかったのですが、同じように引き上げが発表されました。
https://www.odakyu-card.jp/news/important/2024/02/29/64673/
この海外事務手数料の引き上げは2016年に同社が発表してから、徐々に浸透してきたため、他社も追随してもおかしくはないように思います。
これらは最近のTemuやSheinなどの、ECサイトのトラブルを示しているのは確かだと思います。
特に小田急線は空港から遠いので、それほど海外渡航する人が会員に多いようには見えません。
しかし税込3.85%となると、海外加盟店で使われるとかなりコストがかかっているのは明白で、現状多くのクレジットカード会社が赤字になっている可能性が高いです。
現にVISAは日本で不正対策費を見直した他、
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB094AZ0Z00C24A2000000/
海外でも手数料引き上げ報道がされています。
https://jp.wsj.com/articles/visa-mastercard-prepare-to-raise-credit-card-fees-ffa2768b
先日三井住友カードプラチナが年間利用ボーナスの廃止を発表し、従来からのプラチナカード廃止も垣間見える状態ですが
https://news.crefan.jp/crefannews-20240227024811-44010.html
プライオリティ・パスが入っているプラチナカードを出して仮に欧州に渡航しても、欧州の別加盟店で使われると赤字になってしまい、プラチナカードビジネスが崩壊していることになります。
またセゾンカードで航空マイル関連の改悪が相次いでいますが、
https://news.crefan.jp/crefannews-20231018010350-43980.html
(続)
>wiecksewitteさん
DCカードブランドについてもいつ追随になってもおかしくはないように思います。
なおJCBですが、最近テラスモール松戸に新カードができましたが、
https://terracemall.com/matsudo/membership/credit/
こちらは日専連ライフサービスのカード(仙台市)になっています。
クレファンでは現在掲載の対象外なのですが
https://crefan.jp/help/67.html
こういう商業施設など国内中心のカードについては、JCBが細々と普及していく(というよりその方が都合がよい)ように思います。
大きな改悪ですが、VISA側の値上げが原因だとすると他社にも波及しかねませんね。こういうことに備えるためにも、本邦ブランドのJCBをもっと育てて国際的に使えるようにしておくべきなのかもしれませんが、最近は国内でもVISA/Master勢に負けているのが心配なところです。
ところで今回の変更は、DCブランドは対象外のようですが、今後追従するのか気になりますね。JALカードにも影響しますし。
(前より)
https://crefan.jp/review/review_comment?revid=18569
これらのカードも海外で使われることを想定しているでしょうから、
海外事務手数料を値上げする代わりに、マイル関連の経費を値上げしている可能性も否定はできません。
要するにECサイトだとリボ払いが多いのでまだしも、
海外に渡航してリボ払いをする人は、(特に最近出張利用者の比率が高まっているでしょうから)あまりいないのでは・・・とも考えられます。
そういった形で、海外は難しい・・・ただ国内も頭打ちとなると、カード業者は海外に事業展開するとか、海外の事業者に事業譲渡するなどしないと、これ以上事業の継続は難しくなると思います。
またこれまでのVISAカード偏重も終了するかもしれません。JCBは海外で使用できないところが多いので、あえてJCBを発行するなどのパターンも出かねないように思います。