先日阪急阪神カードより、S STACIAカードが発行されました。
https://crefan.jp/2622.html
こちらは大手私鉄では珍しく、年会費永年無料・通常1%還元カードで、公式サイトでもトップ表示で、現行の後継を匂わせています。
https://stacia.jp/
関東では相鉄がポイントを3月1日よりリニューアルし、
・商業施設(ジョイナスなど)
・スーパー(相鉄ローゼン)
・(新規)乗車ポイント
を統合した新ポイントをスタートします(ただしクレジットカードは対象外)。
https://www.sotetsu.co.jp/pressrelease/other/r24-27/
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またPASMOなどの乗車ポイントも各社対応が一挙に変わります。
近鉄
https://www.kintetsu.co.jp/gyoumu/ic/icoca_point/
大阪メトロ(新規にICOCAで回数券代替サービスを開始)
https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20230831_icoca_kaisu_card.php
関東では、先の相鉄以外に4月になりますと、
京急
https://www.keikyu.co.jp/company/news/2023/20240116HP_23118EY.html
東急(現行のクレジットカード保有者向け特典は廃止、モバイルSuicaも一部対象)
https://www.topcard.co.jp/point/save/railway/index.html
西武(現行制度パワーアップ)
https://www.seiburailway.jp/newsroom/news/20240130_joshapoint/
また東京メトロは2種類あるポイントを統合します。
https://www.tokyometro.jp/news/2023/216571.html
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この乗車ポイントは、東京メトロや東急がカード利用者向け特典として実施していましたが、JR東日本が
・自動券売機・改札機・精算機
・上記機械のメンテナンス(人件費を含む)
の費用を減らすために乗車ポイントを付与したのを皮切りに、関東・関西双方に普及しています。(続)
特に特徴的なのがモバイルPASMO・Apple PayのPASMOの普及で、
・相鉄:3%
・京急:リピートポイントを1−2%
・西武:リピートポイントを6ー8倍
・西武:オフピークポイント3倍
・西武:1月より3%アップキャンペーン実施中
https://www.seiburailway.jp/joshapoint/mobilepasmo/
など追加還元として、カード式PASMOからの切り替えを促しています。
また、以前から小田急グループなどが小児IC運賃を50円にする取り組みをしていますが、
https://news.crefan.jp/crefannews-20231221023802-44001.html
相鉄は乗車運賃の50%のマイルを付与し、ファミリー層に住んでもらう政策を鮮明にしています。
今回のS STACIAカードもそうですが、人口が都市部に集中しているため沿線に住んでもらう政策をしたり、モバイルへの移行を鮮明にするなど、各社とも金融関係の戦略を変更しています。
(訂正:相鉄の乗車ポイントはPASMOチャージ・相鉄ポイント交換の双方可能な別ポイントになり、冒頭のスーパーなどとの統合ではありませんでした)